« 落着のことば | トップページ | ジャーナリストの罹る病 »

自由主義と日本主義

20世紀中から、今世紀にいたるまで
日本は海外からさまざまな概念を受け入れ、自分たちの
固有の文化・機構に組み入れてきた。

時に昨今、産業構造の大幅な見直しを強いられたことは
今世紀の日本がどうなるのかを考える上で興味深い。

・国際会計基準
特に、退職金の準備金に関する会計措置
若い人には信じがたいことだが、かつて企業は福利厚生の一環として
差別化のため(良い人材を手に入れるために)
いくら退職金を支払うか、固定ヶ月で規定していた。
国際会計基準が履行されるまでは、会計の(  )として組み込んで
一般会計で計上することはなかったのだが、国際会計基準を取り入れるため
準備金として計上しなければならず
平均年齢の高い企業は、財務を直撃した。
そこで退職金を一時金ではなく、準備として経常の必要がない資産運用型(株など)に切り替え
るとともに、退職金のレベルについても、現在の自己の業績に連動したものとし、
高止まりしていた支払額も結果的に圧縮した。
(これは、海外では一般的運用なのだが)

年功序列・終身雇用のひとつの象徴として経営者が行っていた退職一時金は
運用において刷新された。

(なぜこうしなければならないかも、企業の国際化が絡むが、省略する)

・個人主義(競争主義)
2000年にわたり延々と培われてきた『結い』の文化も、を消失しつつある。
見えない糸でしっかりと結われていたのは、
縦糸:先人と新人(経験の伝承の喪失・師弟関係の消失)
横糸:企業における各機能の先鋭化・専門化がもたらす『隣のヒトは何するヒトぞ』状態

弊害としては
自分(と一部のまわり)だけよければオッケー。リタイアしたあとのこと知らん。
となり、本来企業として培われるべき、教育・躾・共有価値の継承は行われなくなった。
職場の中においても競争して勝つ(狭い見識のなかでの良い評価)が最重要視され、
世界や、国といったグローバルな見地での、理念・哲学をもつことがなくなった。

・世界分業化
農業・漁業・放牧業の強化・近代化を怠り、ついに食料自給率が()%をきると
石油につづき2本目の命綱をつくってしまった。
石油は産業を棄てればなんとかなるが
『食料』は人間が生きていくために不可欠なものだ。

また、資源のないわが国では輸出するものとしていわゆる『製造業』が産業を支えてきたが、
この業種もコストを下げやすい(ライン:材料調達+組み立て)については
一部の製品を除き、積極的に海外に移管し、コストダウンを果たしてきたが、そのため、
国内地方に築いていた拠点は、不必要となり、大量の失業者(仕事がない)を作っている。
なお、地方の惨状は国内旅行をすればよくわかる。

日本はそれでも、正社員の指名解雇は容易ではないため、
他の方法で対策中。(内容は伏せる)

・従業員の非社員化
(省略⇒後述)

日本は独立国のため
外圧によってそれを選択したというよりは
リーダーたる為政者の意思のある選択だと思いたいが、

古来より日本を支えてきた主義の中にも、大切に残すべきものはあると私は強く考える。

なにもかも西洋化すればいいとは思えない。
とにもかくにも、明るい未来予想図に築きにくい世の中になってしまったが
悲観していても埒が明かないので、何か打開策はないものかと
けっこう真剣に模索&思案中なのだ。

|

« 落着のことば | トップページ | ジャーナリストの罹る病 »

「経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/27553/466668

この記事へのトラックバック一覧です: 自由主義と日本主義:

» 分業 [経営学用語集]
分業分業(ぶんぎょう)とは,複数の人員が役割を分担して財(モノ)の生産を行うことである。もともとは経済学の用語であったが,現代では幅広く社会関係全般に適用して使われている。.wikilis{font-size:10px;color:#666666;}Quotation:Wikipedia- Arti...... [続きを読む]

受信: 2006年2月 5日 (日) 04時50分

» Hard to annunciate fioricet codeine. [Fioricet.]
Buta apap caff gen_ for fioricet. Fioricet plain pill. [続きを読む]

受信: 2007年10月 8日 (月) 20時15分

« 落着のことば | トップページ | ジャーナリストの罹る病 »