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ダークサイドof人事

人事を20年あまりやっている「友人」と飲みにいったときの話を書きます

本人の掲載許諾条件は
・情報源について守秘すること
・得た情報を演出なく、そのまま表現すること
を得たので、正確に書く。

本件は、戯言として聞き流してください。
しかし全て真実であり、読者の皆さんも「なるほど」と納得するものばかりです。

1.【寿】退社の真実

「男女機会均等法」などという法律があるが、まったくのウソ法律である
そもそも人事課のメンバーは、「運用する気」ない。
多くの人事部長は、自分の家族の女を外で働かせていない。
『家事をやり、子供を生み、育てる。』これが女の幸せと固く信じている。

そのため、人事政策のなかに、新卒から退職までの
スタンダードな青写真を作成し、

男はxxxまで結婚、家庭をもち、その家庭を守るパワーを
 会社に生かしてもらい、ちょっとしたムリをしてもらう。
(たいがい、「ちょっとした」ものにはならないが…)
女は、xxxまでできれば社内結婚させ、上記の人間の
サポート(大河ドラマ的表現ならば【内助の功】)をさせる

というスタンダードライフプランが組まれており、
それに基づいて人事計画が、社員全員に個人ごとに組まれる
そして特に、女性が恣意的にスキームに乗らない場合は
苛烈な人事政策を「組織として」断行する。

2.【嫁予備軍】としての女子の新卒採用

『1』を達成するため、女子採用の何人かは、社内結婚人材として採用する
その条件に見合う人物かどうか、面接のなかにそれを判別するQを仕込む。

そして採用の判断として、二者択一を迫られたときは

…同じレベルだったら、家族構成を調査し、
 【家を追い出される】次女以下を採用する

3.ダブルインカムは出世不可

人事は、『個人に給料を払っている』気はない。
なにがいいたいかというと、あくまで【世帯】に金を払っている
そのため、いつまでも結婚したのに会社を辞めない社員は
どちらかの評価を落としていく。また、本件は、自社だけにとどまらず
たとえ片方が他社の人間であっても、
世帯予想年収を割り出し、それをもとに他方の査定を行う。

この政策はさらに加速度的に推し進められており
特に、財政が破綻寸前の自治体においては、
『一歩進んだ制度』が提案されていることは読者のご存知のとおり。

…これで【年末調整を会社が代行】することに合点いったかな。

4.雇用延長の真相

これは、団塊世代の退職金を支払えない企業に対する救護策であり、
かつ、スキル移管に失敗した企業の執行猶予という企業側の都合を
官僚が具現化しただけのもの。
経団連の一部から『泣きが入った』ことがトリガーとなった。
労働者側はあと5年働けるとほっとしたのだろうか?
あまいな。今世紀の中ごろには、所謂「定年制」が廃絶し、
文字通り【死ぬまで働く】こととなる。
(本件は、朱色会は、健康ならばそれでいいのではないかと思う立場)

5.パート活用の思惑

パートをはじめとした派遣契約会社を労働資源とする最大の理由は、
コストダウンも勿論あるが、【法的に切りやすいから】。
どういうことかというと、
正社員に対して「貴方クビでちゅ。」といって雇用を終了するのは、
現在の法体系では企業のコストが大変大きい。リスクも高い。

それに対し、パートの場合は、パートを雇っている会社と会社の契約の
再契約なしという【商行為】であるため、とてもやりやすい。
本人に、「貴方クビでちゅ。」といわなくてもいい。
「あなたの会社とわたくしどもの会社の契約が切れたので、お帰りください」
だけだ。

6.『特別枠』のあつかい
大きな私企業ともなると雇用能力があるため、じつは
オーナー親族(+腹心の役員)枠という【特別】人事権を、
インセンティブとして与えられている。
これは、給料はこれ以上あげられないけれど
(主に)【異性】について大体ひとりの採用権を与えるものだ
…といえば「アレか」とピンとくる読者は多いかな。

なぜこれを行使するかというと、オーナー一族にそんなに給料をばらまくと
税務署や公的監査機関がうるさいからだ。

これを「有効活用」するいわゆる【エグゼクティブ】は多く、
うまくやればいいのに何人かは、『マスコミ沙汰』となる。
何百人も年間採用する大企業となると、その数パーセントは
【特別】採用された人間が、何人か混じっており、
概ねそれは、その人を【見ただけで】わかる。
4月で各企業は配属が決まるだろう。
『新卒で秘書課』をチェキせよ。
学業終了直後で、即戦力で「役員秘書」が務まるわけがない。
そして、これは上記の『2』もしくは『1』と連動する。

7.人事課の【成果】

もちろん人事課も実は『数値目標』はある。

・定着率
・損失率
・異動励起率
それぞれの意味は文字通りなので割愛します。

などなど思い出せる限り書いたが、【もっとえぐい】話があったが
あまりにも非道いので『忘れたことにして』割愛します。

どうですか?すべて『ま~そんなもんでしょ』といった感想をお持ちならば
かなり管理の中枢にいるひとですね。

尚、本件につき、みなさんの会社の人事課に問い合わせても
本来は門外不出の規律であるため
「ハハハ。…んなことあるわけナイじゃない。」
と、『外部』の人間に答えるのと同じ【通常対応】をされる。
なので聞いても無駄になるばかりか、
アナタを見る人事部門の目つきが変わることを申し添えておく。

結論としてこれだけはいいたい。「人間の集団。…それが会社だ。」

【良心を行使】するためには、『悪に無知』であるわけにはいかない。

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コメント

最後の一文、ぐっと来ました。その言葉、常に脳裏にとどめたいです。

投稿: Wallerstein | 2006年4月15日 (土) 01時36分

残念なことですが、セカイは理想郷ではありません。しかし、『一縷の望み』として、理想郷とはナニかを想像する能力と、理想郷に至る道を探す能力を、ニンゲンは与えられていると信じたいですね。

投稿: 朱色会 | 2006年4月15日 (土) 09時37分

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