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アツイ男

(本編は、全編フィクションです。)

私の所属している会社で、私が唯一先輩と認識している人と昨日飲んだ。
彼はイマドキ珍しい『兄貴ハダ』の人間で、この会社で唯一尊敬する存在だ。
K先輩とする。(以下K)

話したいことがあるから飲むという。

会社はご多分にもれず、海外にオフショア開発部隊をもつ。
その理由はよくいわれることである。
昔、Kはその会社の立ち上げに文字通り身を投じた

いまは日本に帰ってきているが
その会社でKに面倒をみてもらったものはみなKを『兄貴』格と捉えている

プライベートで海外旅行をしていて、ふと気になったのか
よったらしい。…そして仕事になってしまった

現在自分の会社で立ち上げ中の社内ポータルシステムの
現地開発主任と話をすることとなり、彼の苦悩をきいた

ポータルシステムとしての完成度が不完全なものを
要求定義が不確かなまま、開発を進め、
お決まりのコースに迷い込んだ

『私は、xxxxのデバックのために開発をしている』
開発主任は泣いて窮状をKに訴えた

こうなると、Kは黙ってはいない

その問題をこれから回避するため、本社に報告書を提出した

観点は
・要求定義が確立しないままの開発スタート
・ポータル採用にいたる経緯の方針や手法の不明確
・費用対効果の検討の不足
そして
・ポータル導入の経緯と目的の不完全さ
・導入にいたるベンダとの契約内容チェックの手順欠落
・オフショア側子会社の会計・財務処理
もっと泥臭い案件もあるがそれは述べない

『泣き顔を見ちまった以上徹底的にやる』
だそうだ。相変わらず熱血漢なんだから。

こういったゲンジツは星の数ほど発生しているのに
なかなかIT企業のなかで改善や成長が見られない部分だ

『なぜ、それを入れるのか』
『どんな効果をねらい、確認するのか』
『どのようにコストを回収するのか』

など【基本的なところ】をスルーして始めてしまうからこんなことになる

Kの口癖は
『俺は、【ええかっこしぃ】が大ッ嫌いなんだ』だ。

いうまでもないことだが
あくまでこれはオフショア側の失態ではく
本社側のそれも管理部門のコントロールの問題である

しかしゲンジツに泣きをみるのは
開発主任を初めとした開発部隊である

しかも、この自社で構築したものが
外販までこぎつけないと発生したコストの回収ができない
ばかりでなく、
その間に外貨を稼いだほかの開発部隊に
成果として水をあけられ、評価も悪くなってしまう
社内システムの開発は、得てしてあまりにも貧乏くじなのだ

『今回は、とことんやる』

だそうだ。「今回は」じゃないだろアンタは。「いつも」だろまったく…

今回、問題点が浮き彫りになり、

【次に泣くやつ】がいなくなること切望する
私は、ヘルプデスクの身になってしまい外様となってしまい
どうやら酒席にてKのこれから行うことの
ブリーフィングの相手にされた感があるのが悔しいところだが
是非なんらかの『答え』が見つかればいいなと思っている。

まだ、こんな『男』もいるんだな…
すてたもん(会社)じゃない。(笑

頑張ってください。K兄ィ。
派遣先から、応援しています。

彼らに、「笑い」を取り戻させてください

(くどいが、本編は、全編フィクションです。)

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