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ナルニア国物語-第一章-:ライオンと魔女

今日はエイプリルフール。しかし、それよりなんといっても
映画通がチェキしておくべき『1』&ホリデー。

当然のごとく、くだんの街へ繰出した。
天気もよかったので千葉公園の桜をみるのもイイカと思ってたのだが
早い昼飯のラーメン屋でオヤジが桜名所はゲキ混みだというのを聞き
明日以降に順延。混んでいて酔っ払いがいる桜など見る価値はない

『朱色会さん。1000円ですからね。しぇんえん。』
という『わたしの中のココロのポン引き』が脳裏で繰り返すのに抗えず
やはり足は市街へ…

しかし、やっている映画は殆ど観たものばかり…
うーむ。やはり桜かなと思ったら、観ていないものがあった。

ナルニア」かぁ。映画ブロガの評価も『意外と良い』というのを思い出した
よし、これだ。ハズれても1000ならいつものフレーズはでないだろう。
…で、入館とあいなった。

いや~~どうせディズニーでしょ。と穿って期待しないで観てたんだけど
ヨかった。泣けた。泣ける自分が恥ずかしいのだがここは誇らしくしよう
以下コメントです。
ーーーーーー

善と悪+ファンタジー+動物+家族(成長)もの
というふうにたくさんの観客の見たいものを自然のなかに放り込み
八宝菜のようにうまくからみあって仕上がっている
2皿目も楽しみだ。さすがはディズニー、さすがは世界三大ファンタジー

基本はやはり
『戦いってナニ』っていうやつ

戦争の疎開(←よくもまぁこの出だしにしたもんだ)からはじまる冒頭は
ここからどうやって言葉をはなつ動物に繋げるんだろうとおもったら
扉のマジックにあってすんなり世界に入信。(←大成功)

あとは映画の世界にすんなりはいることができ、
いつもにも増してアンテナがはったので、そのへんのところからいくつか

おそらくは殆どがCGであるはずのライオンが【理想】(善)の象徴

そして
リアルな女優であるティルダ・スウィントンが【現実】としての(悪)の代表
(こえ~~このオネータマ。)

と対比されている
これはうまいと思った。フツーは、逆に使うのが通例だからだ。
とはいえ彼女すばらしい。
最近こういう役ばかりでキアリ化しているのが心配だが。

しかし、前半で見切ったところは、いずれこの魔女負けるんだろうな
ってところだ。
『誰からもハグされたり、誰もハグしたことないモノが
 どんな武器や強みを持とうとも、真からツヨいわけがない。』
…と、キャラメルポップコーンが箱からつまめなくなったとき思った。
 この瞬間ってむなしいよね。

末妹の娘ジョージー・ヘンリー
スクリーンに映えるナァ。『E.T.』のときのドリュ―・バリモアを彷彿させる
天性の演技が光る。今後がたのしみだ。

あと、【侍魂】に弱い筆者は、
若い王にしたがう半獣人の人(名前分からず)もキラッと感じた
「生きている間付き従います」など、男としてはいわれみてーーーな。

冒頭からでてきたタムナス役のジェームズ・マカヴォイもいいぞぉーーー。
この物語そのものの、アチラの世界での目撃者という
役割なので、彼になったつもりで観ていてもいいのではないか?

2人の「オトコノコ」は劇が進行していくうちにどんどん成長し
凛々しくなっていく。一部の観客は『よだれたらたら』だと思う。

戦う姿が観る人に美醜の区別をつけるのは
ジブンのためだけなのか
ジブン以外のために戦っているか
の違いだけだろう。

決してアクには従わない動物たち、あれほどすがすがしくジブンが
行動できたならばどんなに現実の社会を生きていてキモチイイかしれない

世界のなかで4人の兄弟姉妹は、ウエがオヤ代わりとなる。
そうしてオヤとしての機能をはたすため上下の対立から
ヒトリが離脱することとなるのだが…

印象深いシーンは、王アスランと
救出されたエドマンドが二人だけで話しているシーンだ
ナニを話しているのか観客はお見通しなのだが、それを想像させる余地
を残しているところにこの物語の懐の大きさ・深さを感じた
この映画でイチバン好きなシーンだ。おそらく生きている間
忘れないだろう。

ラストが製作者のいいたいことすべてだ
『しっかり目をひらいていれば、いずれ門はまた開かれる。しかし
 それは、いつもではない。』……観損ねた【うっかりもん】多いかも。
エンドロールが始まったからといってすぐ立つとこうなる。

音楽も素晴らしい。これぞ交響詩といえる
場面とバッチシ(←いまコンナことば使わない?)だ。
ーーーー
あとはちょっとこれどうにかしてくれっていうトコロをちょっと。
転地回帰構成は、じつは朱色会もブログでよく使うテなのだが、
これは現実の戦争から始まっているのであるから、
最後は戦争中のオヤのところまでもどっていき、そこで結論を
見出すのが転地演出の基本なのに、そこまでもどっていない
のがずわんねん。しかし、まーこまかいときにしない。

と、いいつつもうひとつ。
メークの質がカットごとに上下が激しい。かれら登場実物はコドモであり
かつ顔を洗わない環境なので急に美男美女になるときがありこれは
メークさん気合いれすぎ と思った。そばかすを活かせそばかすを!

あとは、2作目のためかどうかしらないが『沖田艦長』やっちゃいましたね。
これは一回しか使えない荒業である。「唯一の死」が使えなくなるからだ。

…で、採点。
イイですこの映画!!『夢オチ』と感じたモノは落第もう一皿食べなさい!
点数はおおあまのおおあまで92点!

まだ観ていない方も、ゼッタイ損はしませんので
大きなスクリーンでご覧下さい。
「ヒット」しているのもナットク。なんとか映画ブロガ達に追いつけたカナ?

P.S ミンナからかなり遅れてしまったものの
   コメント&TB ぷりーず。

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コメント

きっちりツボを押さえた秀作でしたね。

アスランの造型に感動!
たてがみを撫でたい。。

二作目も楽しみです。

投稿: AKIRA | 2006年4月 2日 (日) 10時24分

読み応えのある楽しい感想でした。
私も「ナルニア」大好きです。トラックバックさせて下さいね。

投稿: BUBI | 2006年4月 3日 (月) 15時42分

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