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四季賞「CURE」(前邑恭之介)

前邑恭之介氏の「CURE」が【四季賞】を取った。

アフタヌーンは、珠玉な作品が、スペリオール並みに多いが、
「CURE」は、それらのレギュラー作品に引けを取らない出来栄えだった。
うーむ。さすが【四季賞】だ。

実は、あやうくアフタヌーン本誌⇒あとでよむためキープ。
付録⇒どぅせフィギュアでしょ。⇒ゴミ箱行きとするところだったのが

ガソリンスタンドで洗車待ちがながくなったので時間つぶしに
読んでみることになったのだが、洗車が完了したのも分からぬほどに
『入って』しまった。素晴らしい作品だ。

事故+闘病ものだが、少年のピュアな感情が
荒削りな表現のなかにも的確に表現されており、
大変感動した。

特筆すべきは、
病院の生活のリアリティある表現と、主人公の心理描写だ。
まるで、作者が経験したのではないかと思えるほどの
描写力で、それだけでもマンガのテキストと使えるほどだ。

また、映画のようなカットのきり方や
映像表現も素晴らしいといっておこう。

バイプレーヤとして出演している登場人物にも深みがある。
・看護士
・おじさん
・母
・主治医
キャラクターをよく捉えていて、出方のバランスもいい。

まっ、この映像の濃密さを連載でやるのはちょっと贈り手も
そして受け手も大変であり、賞取りとしての作品としてみる
べきところもあるのだが、それはそれとして作品に賭ける
前掛かりなひたむきさが絵にこめられている。

最近、描いていてマンネリを覚える同業者は
初心に帰る意味でも、読んでもらいたい。
もちろんマンガを愛している読者のかたにもお勧めしたいです。

さて、この作品は、アフタヌーン7月号のオマケ別冊です。
是非ご覧ください。

「映画」のような漫画。それが、「CURE」だ。
テレビドラマ化を希望します。

ーー
別冊化したのがいい効果となっていると思う。Vol.2なんだ。
Vol.1見逃したな。

ーー
さて、きっこの薦めたTV雑誌を始めて買って読んでみたんだが…
うーん。どの記事もそれほど「オッ」っというものがなかったんだよね。
きっこの紹介記事も、約6年で、ネット界事情通女王に君臨すること
になった理由の分析もない。
なぜこれほど読者(ブロガ)に支えられているのか掘り下げが足りない
など私が編集長ならばやり直しを命じるのだが…。
映画評はぐずぐずだし、ごめん。もう多分買わない。

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