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アメリカンドリームとは似て非なるジャパンサバイバル

荒川静香のプロ転向の記事を読みたくて、キオスクで朝日新聞を買った。
『朝日』は、朱色会にとっていつもあまり褒めるところはないんだけど

今日の社説は、とてつもなくヨかった。題もイイ。

【「好況」支える時給760円】

買っておいて平積みにしている人は
読み直してほしい。一面
今日は、その記事について思うことを書く。(本節ゴメンちょっと長文。)

分裂にっぽん の題がついているこの記事を要約すると

1.好景気の一旦として海外からの労働者の底支えがある
2.彼らの自給は安いが、それでも本国の給料の数倍となる
3.彼らのコストパフォーマンスは非常に高く、それは
  もともとその職を担ってきた日本人【労働者】への影響も大きい

最後の3つ目は朝日らしいといえば朝日らしいけれど
まぁ事実なんだろうし、この構成と表現には異論がない。

つまるところ、政府の好景気という捉え方は、
企業の経理的な状態でしか見ていないのかなと思う。

いわく、公示される事業状況・成績
いわく、株主に提示される財務諸表

政府が景気が上向いた上向いたと浮ついているのに、
いつも『そんなはずはない。』と思ってこの認識の差異の原因を
探していたのだが、その理由を一つを、この社説がおしえてくれた
素直に感謝しよう。

「ありがとう。」

しかし、相変わらず『判るやつだけ判れ』的な【高尚な】記事だなー
まぁいろいろいってみて補説したい。

この企業のやり方は、コストダウンの一政策として
企業人の先輩諸兄が血と汗と涙(と命)をかけて築き上げてきた
強大な円の力に頼っている経営陣の姿がみてとれる。

1ヶ月一万円生活なんてTV番組があってよくやるなぁとネタに
されやすいが、実は年間日本円換算で3万円くらいで家族を養っている
世界の諸外国のことを考えると、まだまだハードルが低いのかもしれない
1ヶ月2500円かつ家族2+2 で、海外でやってみるといいかもね。
現地レートで換算してさ。

何をいいたいかというと、我々は円の付加価値を高めてきた。それは
生活のために必要な、住居・土地・食材・流通コストなどなんでも
値札をあげていくことで、強力なインフレ状態をまず推進し、
それにより様々なデフレーション誘発をしていくことで、円を対外的に
高めてきたのは、読者のご存知のとおり。
・内需の拡大のためと貿易をしていかなれれば数日で干上がるお国柄のため
 それは、いまも行われている。

その結果として
海外旅行で札びらをばら撒けるようになった反面

サラリーマンは都会での一戸建てはあきらめてレギュラーマンションに住んでね。
となった。

ここまではしょうがないかな。
しかし、今行われている海外の相対的に円よりも安い基軸通貨をもつ
外国人を企業がやとっていく方法は、いまは安直に企業の『成績』を
あげることができそうだし、ずいぶん『安い』考え方とは思うが、
…いずれ破綻するんだよね。

あらかじめいっておきたいが、朱色会は『国粋主義者』ではないけれど
日本人を愛しているし、日本人とガイコク人をどっちとるのといわれると
日本人をとる …と前置きした上で

円を高めてきた日本人 

コスト競争を言い訳にして円を食いつぶしている 経営者

という構図となっていて甚だ問題である。

円を高めてきたのが、経営者だけでやってきたのならばわかるけれど
そぅじゃないだろ。

真面目で寡黙な団塊世代前後の方々の苦労があってこそ
円が世界的に認められ、円が結果的に価値がたかまったんだ。

上記のような振る舞いを行っている経営者は、
その価値が高まったニホンの円の『脛(すね)』を骨が見えるまで
かじりまくる『餓鬼』だね。

ニホンは人口が減少していき、いずれ、肉体労働人口かぎりなく0になるだろう

そうしたらアメリカみたく、移民に頼らざるをえなくなる
もちろん税金も欲しいので国民が行使する権利も与えざるをえなくなるだろう

そうなると、今米の国境でおきていることと同じ、いや、それよりも大変な事態が
おきそうだ。

まず、『同じことヤってんのにナンデ給料や地位低いの?』

となる。そこで選挙権を行使して
同じレベルの仕事をやっている人は、国籍とわず同じ給料はらいなさい法律
が立法される

これには、基本的人権の平等を掲げる憲法があるため、
立法を妨げることはほぼ不可能。

もし初回がダメになったとき、次は、たぶん政治上メジャーとなった【移民たち】
は正攻法で議員を立ててくるから、2回目はするりと立法化され、ちゃんちゃん。

そのとき、なにがおきるか、実はそのときは
地位逆転したそのガイコク人の母国にて『移民』がはじまる。

………(長い沈黙。)

新聞の記事は、プレイヤーとして肉体労働の労働者にスポットをあてているけれど
べつに溶接工だけじゃない。

貴方の机の隣にいる人が日本人でないならば、ホワイトカラーも同じことが
急速に行われていて、貴方の雇い主は、「そのことについて【是】」
と考えていることを、あなた自身は認めるべきだろうね。

ところで、アメリカンドリームは確かに履行されているが
けっしてジャパニーズドリームは現実にはおきないだろう。
この国は、封建社会を実はいまもやめてはいないし、その気もまったくないからだ。

最終的にはこのような構図かな

A.経営者「ほぼ日本人」
B.上級プレーヤ(マネージャとはよばない)「国籍とわず」
C.下級プレーヤ「円より安い基軸通貨をもつ労働ビザ労働者」
D.それ以外(それ以外ってナニって朱色会に答えさせないでください。)

どうかな。

…いや、朝日たまにはイイ記事を書くではないか。
 見直した。社説だけで130円分ある。
 『やるな朝日新聞!』
 (記事の末に、著者の実名を載せるのゼンブでやってくれ!いいぞ)

さて、ココまで朱色会の世迷言につきあってくれた貴方に次の質問をします。

2033年、貴方は、A~Dのどれに該当していると予測しますか?

ご静聴ありがとうございました。明日も『朝日』買ってみるか…。

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