« 庶務の女王 | トップページ | いきるいみ »

信州の「反動」

組織や民衆がワンマンを望むときの一番大きなトリガーとなるのが

現状を打破してほしい

というニーズにある。

いままでにないことを率先してやっていけるリーダー

そして、現状のルールやしきたりに囚われない発想をもち

なおかつ既得権益にしがみつく輩をなぎ払うか、なだめながら

従わせる能力をもつものを願うのだ。

現在の総理・現在の都知事・現在の長野の知事も

そういう願いのもとに選ばれた。そして、

初めは、民衆の支えをもとにいろいろなことに着手していった。

しかし、再選を果たさず、なかばにしてその場を去る事態が起きた。

長野である。

【回復しない地域経済】

この現実に、現在の為政者はNOと断じられたのだろう。

地域経済の復興はとても難題なことで、「やっつけ」でできるものではない。

急速に進む老齢化

地方産業の沈滞

若者の都市部への流出

それに伴う歳入の激減など

非常に向かい風が強い。

それでも、その地方に住むひとは何らかの道を模索していかなければ

ならず、とても大変だと思う。

田中知事の県政は、ともかくも開かれた政府

そしてお金をかけない公共事業に頼らない施政だったと思う。

これは上に挙げた従来の県政とはまったく別のものだ

公共事業にたよらず、無駄を省いていく政治、それが全うできなくなったのだ。

新しく選ばれた知事は、「もとにもどす」そうだ。

残念だね。元には戻せないよ。いままでのようにカネはこないことが

もう中央で決定している。

ガラス張りの知事室を直す金や手間隙があるのなら、

他にやることはいっぱいある。それは、陳情の準備をすることではなく、

公共事業誘致以外でどう地方経済を活性化するのか

という道筋をつけることだと思う。

県民も、選んだ責任はある。

選んだひとだけではどうにもならない痛みの選択が、これからくるだろう。

しかし、選んだ責任というものもきちんと背負うことだ。

くりかえす。中央からお金は今後はこない。

いままでとはことなる道。それが提示され、それをえらんだのならば

それにまい進することだ。

しかし、うまくいかない人頼みを、取り替えただけのつもりならば

そのつけは、とても大きく振り返ってくることを

改めていっておきたいと思う。

長野県株式会社の倒産だけは、みたくない。

選択責任。それは、選挙などという短い期間で、終えるものではない。

これからずっと選んだ責任というものをかみ締めてほしい。

政治家にすべてをお願いして「まるなげ」する時代は、

とうに過ぎた。

|

« 庶務の女王 | トップページ | いきるいみ »

「経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/27553/3000514

この記事へのトラックバック一覧です: 信州の「反動」:

« 庶務の女王 | トップページ | いきるいみ »