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手紙

『言葉にならない』感動が、
他人との関係線を失いかけている観客の心へ
怒涛のように押し寄せ、
・・・乾いた心を癒していく。

心と心を繋ぐものの大切さを改めて思い知らされた映画となった。

終幕にてBGMに拍手が沸き起こる。
私はといえば自分自身の感動に身を溺れかけながら、
必死に拍手喝采をリアルにやろうとしている自分を
なんとか抑えていた。

人事不省になるほど、感動に酩酊した。
もはや『エモーション・ドランカー』だ。
この感覚を味わった映画はいつだろうか?

そうか、『フラ・ガール』以来だったね。

日本アカデミーはフラ・ガールでキマリと思っていた…昨日までは、
しかし、強烈な対抗馬が今日朱色会の前に現れた。

『手紙』である。

感動で、ことばが紡げない。おそらくは
たどたどしくなってしまうことだろう。しかし
それでもいい。この思いを紙に記しておこう。

鑑賞記:『私たちの内なる最大の敵は、
    【自分】の外に対する不許心(ふきょしん)』
面倒くさいんで言葉つくっちゃいました。(↑)

それでは、・・・・始めます。
ーーーーーーー

ひとつの犯罪特に『殺人』は、
3つの悲劇の始まりを生む。すなわち

加害者の悲劇の始まり
被害者の家族の悲劇の始まり
そして
加害者の家族の悲劇の始まりだ。

主演の山田孝之さん。
正直いままでの微妙な演技はあまり好きではなかったが
彼の実直なキャラクター(持ち味)が生かされた
彼の代表作となるだろう。
遺族の許しを得て号泣する直貴の演技はとても素晴らしい。

そしてエリカ。
もはやこの年代の女優では
敵なしと断言できる圧倒的な演技力と存在感を示す。
そして今回も『強い女性』をしっかり表現していたと思う。
おそらくは中身もそうなのだろう。
彼女が映画に出すぎというヒハンがあるが
彼女ほどのパフォーマンスを出せる女優が他にいないという
事実に目をむけるべきだろう。この役誰か他に演れる?いないね。

そして本映画の殊勲賞は、相方役の尾上寛之さん。
まるで、本当のお笑いさんのような自然な演技。。。
お笑いを映画の中で演技することは難しい。
永年の友人としての暖かい気配りが、心を暖かくしてくれる
・・・よく演(や)った!

あと、職人の域に到達している田中要次さん。
出番は短いものの、この映画の重要な【スパイス】となっている。
うーーん。好きです。・・すき。

まとめの前に印象にのこったシーンをいくつか。

靴音がなりひびくリビングでの食事
うーん。セレブぅ。そして、音演出はこまやかだなと
ほえぇ~と舌を巻いた。
他のシーンでも靴音、足音はこの映画の場面転換や
演出として、隠し味的に効いているところだ。

これからご覧になる方は、是非、注『聴』してほしい。

あと、「工場」の描写がすばらしい。
朱色会は工場もんなので、とても自然にこのシーンを
心の中に取り入れることができた。違和(映画)感まったくなし
とっても自然。例えば、社食(ごめんね社員食堂のこと)
のカメラアングル。厨房側から配膳列を狙っている。
うーん。玄人がうなるぅ。それとエリカが直貴たちを観ている
ときの俯瞰のアングルなんかもイイね。

スタッフのなかで工場実習体験がある人がいるとしか思えない
とてもいい写しでした。

それから、やはり気になったところ。
CG。

もはや、リアルに近づけるためにCGを使う時代は
過ぎたのではないか。桜しかり。塀しかり。
いまのCGの使い方としてまっとうなのは
7月24日通りのような使い方だとおもう。

いや、点でダメというレベルじゃない。DVD鑑賞ならば
だれも気がつきやしない。でも、大きく聳(そび)え立つ銀幕では
どうしてもわかってしまうし、見えてしまうと観客は
必然性を探してしまう。例えば、塀をとりたかったのなら
別撮りでもいいわけだし、ロングショットでなく
クローズアップでも同じ表現は撮れるだろう。

CGの使い方の理念については、最近のデジスタなんかが
とても参考になると思うのだ。

とかなんとかいっちゃもんしとるわけですが、評価は・・
ーーーー

100点です。

多くの映画ファンにお勧めしたいです。

朱色会としては、初日からお勧めできなかったのが悔やまれる。
だって、ローザ10でやってないんだもんな~。
今日は、さる人のお勧めで、シネマックス千葉におじゃましました。

もっと、社会的情勢を踏まえてマジメルにもかけるけど、
今日は、やめときます。感動の押し売りだけは
したくない。ご覧になった皆さんが思い思いにこの映画を
楽しんでくれることを切に願い、筆をおきます。

「手紙」。是非観てください!!

・・・人がひとときでも屈託なく笑うということは
とても大切なことだ。お笑いのかた。お笑いを目指すかたがた。
貴方の歩く道は、とても「正しい」!…応援いたします。

http://shuseki-kai.cocolog-nifty.com/blog/2006/03/post_1d1b.html

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