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映画「あなたになら言える秘密のこと」

《前説です。》
3連休で、3つの映画を観ることができた。
・世界最速のインディアン
・Shooting Dogs【邦題:ルワンダの涙】
そして本日は

・The Secret Life of Words【邦題:あなたになら言える秘密のこと】

である。どれもとても素晴らしい映画だった。
実は、昨日観た映画があまりにもヘビーな映画だったために、今日は
ライトな(カルい)ものを見に行くつもりでチョイスしたのが
本日お届けする映画なのですが、・・・「とんでもない。」
Shooting Dogsの2倍ヘビーであり、
朱色会にとっては、3本のなかで一番心が震える作品となりました
語弊があるかもしれないが、存外な『大収穫』だ。

この映画、なんの予備知識もなく観ることをお勧めします。
そこで、もし、『観ようかな?』と思ったかたは即刻退去願いたい。
私のブログの信条は、【観た人むけ】。
鑑賞が済んでいる方が読んでいることを前提に書いているからである。

大変よい映画です。
本作は、2007年度朱色会アカデミー賞【作品賞】ノミネート作品となります。
本編をごらんになった方のみ、
下のゲートを潜ってください。

それでは、22時頃に校了をめざして。

「始めます。」

==========「」===========《前説ここまで。》

~~~~~
Sarah Polley (サラ・ポーリー)。
http://movie.goo.ne.jp/cast/58887/index.html
工場の仲間とは誰とも心を通わせることなく、
ヒロイン(ハンナ)は黙々と仕事のみに専念している。
食べるものも、チキン・ライス・リンゴのみ。
趣味らしい趣味もない。合間にやっている刺繍は「ひまつぶし」に過ぎない。
まるで自分の人生が終わることを急ぐかのように、淡々と仕事だけをこなしている彼女。
しかし、そうしなければならない、誰にも知られたくない「秘密」を彼女は持っていた。

Tim Robbins (ティム・ロビンス)。
やぁティム。朱色会が貴方を知ったのは、ジェイコブズ・ラダーのあの圧倒的な
演技だった。あれから大分たつけれど、あの作品を上回るものには出遭えなかった
んだね。この作品にめぐり合うまでは。
http://movie.goo.ne.jp/cast/16492/index.html
海洋石油掘削搭で働くジョゼフ。火災(事故)により大やけどを負うがそれも
ワケがあることだった。彼も、誰にも知られたくない「秘密」を心のなかに隠していた

ーーーーーーーー

…監督はこのヒト。↓イサベル・コイシェ女史。
有名な作品は、『死ぬまでにしたい10のこと』なのですが、朱色会は残念ながら未鑑賞です。

さてと。副題は・・・
鑑賞記:相手の深い悲しみを知り、理解し、共有できて始めて深い絆がはじまる
人間を「長い間」やっていると、誰にも知られたくない心の傷を
いくつか背負うものだ。朱色会も5,6個は持っている。
このブログを読んでいる貴方もそうだろう。

それは、心の深い底に沈みこませているにも関わらず
本人の表情、行動、性格に現れる。多くは悲しみそして苦しみとして。

「この傷を癒す方法は、ないものだろうか?」
この作品は、その傷の『癒し方』について言及している作品だ。

日本はしらないが、石油掘削搭に「就職」する男たちはやはり
過去をもち、外の世界(街)とは一線を隔している。
いわゆる、「すねに傷をもつ男たち」
彼らは、故あってここに流れ着いた。他にいくところはない。
・・・だから、『事故』も起きる。
起きることを、彼らは予想し、そして心構えているのである。
彼らはそれほどに敏感だったから、ハンナとの付き合い方も
とても繊細に接している。なぜ、看病を志願したのかなどという
無為でくだらない質問はしない。
彼らと接しているうちに、彼女のなかに変化が現れていく。
そして、彼女は、「答え」を見つけた。
その哀しみを一生をかけても自分のなかで償却することは
不可能なことであることに。

心に傷をもつ男たちは優しい。傷があるもの、傷をもたないものを見分け
どう接すればいいのかを心得ているのだ。
翻って、彼女を救うことで、彼もまた、救われたのだと思う。
過去は、、、消せない。消せないのだ。
ううぅ(嗚咽

人間の優しさ、他人がいなければ癒されないこともあること。
どんなに辛くさびしくても、それでも、人生には生きる価値がある。
・・・そのことを、この女性監督は、訴えている。

評価:96点

人間をやっていて傷ついた方は、この映画をご覧ください。
見えていなかったものが、見えてきます。。

他の鑑賞者の方々のイケン↓
http://blog-search.yahoo.co.jp/search?p=%A4%A2%A4%CA%A4%BF%A4%CB%A4%CA%A4%E9%B8%C0%A4%A8%A4%EB%C8%EB%CC%A9%A4%CE%A4%B3%A4%C8+%B8%B6%C2%EA&ei=

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読売新聞(夕刊) 2006年(平成18年)11月29日(4面) 「トイレに身隠し 恐怖と飢え体重20キロ代 ルワンダ大虐殺 肉親失った女性来日」 ? 11月29日夕、港区の慶應義塾大学で、ルワンダ生まれのイマキュレー・イリバギザさん(36)(米ニューヨーク州在住)が、講演... [続きを読む]

受信: 2007年2月14日 (水) 15時22分

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