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417葉:映画「パフューム」

パフューム 

http://perfume.gyao.jp/

・・・しばしお待ちあれ。『調合中』だ。

~~~~~~
すいません。今日は講評(レビュー)を「2本立て」でいきます。
まずは・・・【不マジメル編】から。。

世界がひれ伏す「裸」とは?
誰も『観たくない』笑劇の結末!

・・・・やっちまった…オレ。

朱色会は、自分なりに映画の見方を確立している。
だから、面白かった映画も、そうでなかった映画も
確信(核心)をもって評することができる。どちらも自問自答すれば
自ずと答えがでるのである。終幕から約4時間ほど経過したが
その『答え』がでないという不可思議な状況に置かれている。

・・・この映画は受けてである観客にコンサバティブな
モラルの破壊を求めてくる。それがいやなのである。
私の前に座っている観客の方がクライマックス直前で席を立った
のと同じように、この映画はある一線の超越を
このむと好まざるとにかかわらす容認を求めてくるという
いわばヘンな映画だ。

だから、噛み砕くことが難しい。
結局ナニをいいたかったのかが四散しているように思うのだ。
口の中に葉っぱごと入れてしまった柏餅が
飲み込めずにいつまでも口の中にある事態に似ている。

~~~~~

音楽もいい。
役者も自己の責任を全うしている。
しかし、この作品の『世界観』が容認できない自分がいる。

この映画と同じ感触を味わったときがある。そう・・・あれは
リメイクされた「フランケンシュタイン」だ。

とにかく、映像は美しい。↓このヘンなんかフレスコ画みたい。

女優さんも美しい。

音楽も美しい。
死体もやたら綺麗だ。
http://perfume.gyao.jp/intro.html

しかし、ストーリーというか。。テーマが美しくない。

・・ま、でもいいところから書いておくか。。気を取り直していってみよう
まずは、主演のグルヌイユ役のベン・ウィショー。
冒頭の見初めのシーンは、さすがは劇場上がりといった才能を強く感じる。

…こんなスゴイ人がまだ埋もれていたんだなぁ。
まるで生まれながらの天才香水調合師になりきっていました。
今後の活躍にも期待といいたいところだけど、ちょっと心配なことがある

【はまり役シンドローム】である。

役にあまりにも「はまって」しまうと、その役のイメージが抜けきれず
どの作品にでても昔の作品を引きずってしまうアレである。
例をあげると
1)タイタニックのJack Dawson役のレオナルド・ディカプリオ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%AB%E3%83%97%E3%83%AA%E3%82%AA
日本だと
2)【帝都大戦】の加藤役の嶋田 久作さん
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B6%8B%E7%94%B0%E4%B9%85%E4%BD%9C
古くは
3)刑事コロンボのピーター・フォークさん
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%AF
などだ。

次作に早めに出て、この役の『におい』を落としたほうがいいだろう。

とりあえず、休筆中。

Gagaの宣伝手法は、よくわかりません。
クライマックスを映画公開中にバラしてどうすんだ!!(↓
http://movie.goo.ne.jp/contents/news/NFS120070302027/index.html

御大ホフマンさんをバイプレーヤーでつかうのもなあ

ちょっと容認できないねぇ。

~~~~~~~『マジメル編』はここから。↓

鑑賞記:「才能」という名の孤高。

人は、誰でも、他人から崇められ、敬われ、そして妬まれる才能をひとつ
神から「貸与」される。・・・期限付きで。

このブログを読んでいるあなたにもそれはある。
え?そんなもんないって?それは、貴方自身が見つけ出していない
という事実でしかないのだ。

この映画の主人公は、トンデモな人生を歩んだわけだけど。
なぜか観客は、普通の悪党とは異なる感情をもつに至る。

「それはなぜなのか?」

この映画の主材料(見世物の対象)なり視点を変えてみることで
より深くこの映画を理解できるはず。朱色会がその道先案内人を務めよう。

映画は、つねに主人公を著して表現対象の目的を達しているわけではない。
そう、この映画の本当に光を照らしているのは、稀代の調香師ではないのだ。

彼の目を通して見えるもの・見えたものが本来表現者が表現したかったものである。
その名を「体臭」
いや・・【大衆】という。

何人もの「普通のひとびと」が彼の人生を通り過ぎる。
彼は、この映画で、カメラの役目をしているのだ。

先鋭化していく彼を止めたものはいない。

彼を望み、持ち上げ、利用し、どうにもならない状態まで追い込んでいった存在
それを冷徹に、そして克明に記録したフィルムがこの映画ということだ。

主人公は、そのような卑小な存在でいることに嫌気がさし、
そうして、それを実行した。

あなたは、この映画をみて、いやな気分になったはず。
その感覚はただしい。映画のスクリーンは、時として現在の人間の鑑(かがみ)と
なることがある。貴方がいやな気分になったのは。そう

「あなた自身の姿が、スクリーンに映ったから」なのである。

先鋭化した人間はいずれ、普通の集団からハズれていく。
「縁」をなくした人間が思うことは、たったひとつ。それは

『世界は、【わたし】のために在る。』

かつて人間をして、たしかに獣のような振る舞いが公然と行われていた時代

それからだいぶたつけれど。。。

それほどは、人間は変わっては、いない。

香料・・・いや。。。校了です(泣

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